英文読解の方法論 その2

  • 2013/05/27(月) 11:33:59

とりあえず、思いつく方法論をいくつかあげてみます。順番には
意味がありません。あくまで思いついた順です。

スラッシュ・リーディング

おそらくこのやり方が、一時主流だったのだろうと思います。

[概要]
長文を区切って、英語の語順で読んでいく。

[方法]
1 長文を「意味のかたまり」ごとに区切り、そこに
/(スラッシュ
)を入れる。(この名称の由来です。)
2 区切りながら、その区切った部分を訳していく。

[利点]
1 英語を「直読直解」し、返り読みをしないので、時間の
短縮が可能。
2 内容の理解がある程度速くなる。
3 慣れると、視野に入る英語が長くなっていく。

[欠点]
1 返り読みはしないので、きれいな日本語訳にはならない。
2 全てを区切ってから問題を解こうとする過ちを犯しやすい。
3 結局、全文読むことにはなる。

[あれこれ]
私の学生時代(20年以上も前)には、やたらとこのやり方を
推奨していた気がします。今でも推奨している方が多いです。

この方法、よく間違えるのは、先に区切ってから、理解を
しようとしてしまうことです。実はそれって、二度手間です。
実は、区切る時に、区切った部分を理解大まかに理解して
いるはずなのです。区切りだけ先にやってから、もう一度
理解しに行くと、結局、2回同じ作業をしているのです。

そうやってしまう原因の一つは、この手の問題集には、最初
から/を引いてある文が掲載されていていることです。書いて
あると分かりやすいのですが、ついつい、全部区切らないと
訳せないという意識を植え付けることになるのです。

この方法は、英語を書いてある順に読んで理解する「直読
直解」を実践するものです。従って、きれいな日本語には
なりません。下線部和訳の問題だと、リライト(きれいに直す)
必要が生じます。逆に内容把握をするだけでいい問題なら、
その効果は十二分に発揮できます。

慣れるまでは、正確には区切れないと思います。また、文法
や語彙がある程度入っていなければ、区切りすら出来ません
から、一通り入っていることが条件です。まあ、長文読解は、
普通、そうでないといけないのですが…。

一番大事な点は、[欠点]の3です。読むのはある程度速く
なるのですが、結局全文読むのが、この方式の前提
なのです。この方式だけでは、問題全体を速く解くことには、
必ずしもつながらないと割り切っておく必要があります。
一度はやってみるといい方法ですが、他の方法と併用する
のがいいかと思います。

[おすすめ本など]
初めてされる方は、
大学入試英語長文ハイパートレーニング レベル1 超基礎編
をお勧めします。これは、現在も販売されています。
 

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